中竹氏のことは知らなかったし、ラグビーU-20代表監督という肩書きを見て、優秀な選手を相手にしている恵まれた環境でリーダーシップを語られても、しがない課長風情の状況とは違いすぎるぜーと、たいして期待していなかったのだが、実に素晴らしい講演で、感銘を受けた。
中竹氏の背景には、特に欧米で科学的に研究されているリーダーシップがあり、実績も豊富、さらに話も面白いので、とても共感できた。講演では具体的には触れられなかったが、リーダーシップには様々な能力が定義されおり、その個々の能力向けのトレーニングがあるということだったので、とても興味がわいた。
特殊な才能は不要。(トレーニングを受ければ)誰にでもできる。という考えであるところも聞くに値する信頼が置けるところだ。
記憶に残った言葉
- 自分の能力をどこで伸ばすか。それは、普段じゃないところ。
- 自分にしかできないことを「0」に!すると、組織に再現性が生まれる。
- 口癖は意識して作った方が良い。ヒトは一回では伝わらない。言い続けることが大切。
- リーダーの典型的な失敗パターン、それは「自滅」。虚像との戦い。
- 高めたい力:目標を設定する力
- ゴールデンサークル。偉人はWHYから始めた。
- 部下への期待、それ今伝えるべきですか?言い過ぎてないか。期待を伝えているつもりで「自分の方が偉い」を伝えようとしている人が多い。
- 期待しないことを伝えるのも重要。みんなやろうとしてしまう。
- 大局的視点法。部下を育てることを考える時、「部下を潰すにはどうすればよいか?」を考えてみる。実は部下を育てるためにと考えて潰す行為をしてしまっていないか。
- タレント発掘の基準は、オフ・ザ・ボール、オフ・ザ・フィールド。
紹介された書籍
中竹竜二氏の著作もいくつか読んでみたいと思った。
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